梅棒『風桶』

12/28 本多劇場で梅棒『風桶』 作・総合演出:伊藤今人 振付・監修:梅棒

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梅棒の本公演を観るのは2作目だけど、今回も爆音とド派手な照明とキレの良いダンスで観客を楽しませることに全力全開の舞台。江戸時代にタイムスリップしたバンドマンが人助けに奔走するという、まあ荒唐無稽な話ではあるのだけど、たくさん笑って元気をもらった。キャストの中では多和田任益が目を引いた。ダンスの上手さはもちろん上背があって目立つのもあるけど、この作品に出ていることが嬉しくて仕方ないという気持ちが笑顔に溢れていてとても良い。前回2019年に観た「ウチの親父が最強」では客演で主人公を演じていて、その後に本人が強く志願して梅棒メンバーになったとのことで、やりたいことを実現してこの場所に居る多幸感というか、そういう想いは確実に客席にも伝わるのだなと思った。