TRASHMASTERS『ガラクタ』

11/22 下北沢駅前劇場で『ガラクタ』 作・演出:中津留章仁

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核のゴミ処分場誘致をめぐって賛成派と反対派に二分された町を舞台に、住人たちの対立を描いた作品。この国の未来をどう考えるかという問題提起と、政治を変えるのは国民なのだというはっきりとした主張があり、作家の伝えたいことは明確なのだけど、登場人物が「うわーん」と声を上げて泣き伏したり、とにかく大げさでいかにも嘘っぽく感じる演技が全く好みではなく、取り乱してわめく人をキスで黙らせるとか憤った人は必ず立ち上がって大声で台詞を叫ぶとか、もうこれはいったい何なんだと観ていて頭を抱えてしまった。